そんな葵祭の日程ですが、2024年の開催日はいつなのか紹介します。
さらに葵祭の日程だけでなく内容や見どころなど気になる情報をご紹介します。
あと京都の知り合いに聞いたおすすめの観覧ポイントも紹介しているので、ぜひご覧になって参考にしてみて下さい。
葵祭の日程は?
葵祭の日程は以下のとおりです。- 路頭の儀(時代行列)
2024年5月15日(水)
(※雨天の場合は翌日に順延)
小雨ぐらいなら中止になることはないと思いますが、天気が悪い場合は開催について確認しておいたほうがいいです。
京都市観光協会
TEL:075-752-7070
順延するかの決定は当日の早朝に判断されるので、雨の場合は必ず出発前に確認するようにしましょう。TEL:075-752-7070
葵祭はどんな祭りなの?
葵祭は京都三大祭の一つに数えられる伝統的なお祭りです。その歴史は古く、平安時代より行なわれてきました。古くは「賀茂祭」「北の祭り」と呼ばれており、平安中期の貴族の間では祭りといえば「葵祭」のことをさしていたようです。
江戸時代(1694年)に再興されてから「葵祭」と呼ばれるようになったのですが、あの源氏物語にも葵祭を見物する場面があるんですよ。
下鴨神社と上賀茂神社の例祭で三つの祭儀からなります。
- 宮中の儀
- 路頭の儀
- 社頭の儀
路頭の儀の行列は以下のような構成です。
- 第一列
検非違使(けびいし)
山城使(やましろつかい)
※警護を役目とする列です。
- 第二列
御幣櫃(ごへいびつ)
馬寮使(めりょうつかい)
牛車(ぎっしゃ)
※お供え物を運ぶ列です。
- 第三列
舞人(まいびど)
勅使(ちょくし)
※天皇の代理である勅使の列です。
- 第四列
陪従(べいじゅう)
内蔵使(くらづかい)
※楽団などの列です。
- 斎王列
斎王(さいおう)
女人(にょにん)
斎王代をはじめとする女人の列です。
葵祭の見どころ
葵祭の見どころはなんと言っても「路頭の儀」です。総勢500名もの大行列が8キロの道のりを約5時間かけて歩きます。
「路頭の儀」のスケジュールは以下のとおりです。
- 10:30頃 京都御所を出発
- 11:40頃 下鴨神社に到着
- 下鴨神社にて「社頭の儀」
- 14:20頃 下鴨神社を出発
- 15:30頃 上賀茂神社に到着
- 上賀茂神社にて「社頭の儀」
葵祭の主役「斎王」
斎王とは巫女として奉仕していた未婚の内親王や女王をさします。現在では京都在住の女性から選ばれるので、斎王の代わりとして「斎王代」と呼ばれます。
しかし単に京都在住なら「斎王代」の資格があるかというとそうでもないんです。京都ゆかりの資産家のお嬢様でないと選ばれないんです。
というのも「斎王代」になるには支度金を用意する必要があるのです。なんとこれ「路頭の儀」の行列の費用らしいのです。
ネットで見つけた情報によるとその金額は約二千万円はかかると言われているそうです。
そんな現代のお姫様が十二単(じゅうにひとえ)を見にまとった姿は一見の価値がありますよ^^
おすすめの観覧ポイントは?
京都に住んでいる知り合いから聞いたのですが、賀茂川堤の「加茂街道」がおすすめです。賀茂川沿いの北大路橋から御園橋までの約1キロほどのルートですが、道幅が狭いので行列を近くで観覧できるんですよ。
葵祭の通過予定時刻では14:55頃から通過するようになっていますが、人気のある観覧スポットなので早めに行って場所取りしておいたほうがいいと思います。
アクセスは地下鉄烏丸線の「北大路駅」が近いです。
有料観覧席もあります
ゆっくり確実に観覧を希望なら、有料観覧席がおすすめです。行列コース内の京都御苑と下鴨神社参道の2箇所に設置されています。- 京都御苑(建礼門前南側) 午前10時30分頃
下鴨神社参道 午前11時40分頃
料金:
一般席(最前列):4,500円
一般席(2列目以降):3,500円
まなび席(最前列):9,500円
まなび席(2列目以降):8,500円
有料観覧席について詳しくは公式サイトをご覧ください。
有料観覧席のご案内ページ:https://www.kyokanko.or.jp/aoi/kanran.html
さいごに
葵祭の日程や見どころについて紹介してきましたが参考になりましたか?お祭りの間は京都の道路は通行止めなどの交通規制がかかるので、車でのアクセスはやめておくのが無難です。
渋滞などにつかまったり、駐車場が満車だったりしたら、最悪の場合は観覧できないってことになりますからね。
とにかく道路は渋滞すると考えて間違いないので、移動もできるだけ電車を利用するのをおすすめします。
無料で観覧できる場所は多いですが前のほうで見たいなら、早めに行って場所取りをしておいたほうがいいですよ。