そこで、おみくじで凶が出たらどうすればいいのかについて調べてみました。さらに、おみくじで凶が出る確率や、おみくじの捨て方など詳しく解説しています。
この記事を読めば、もうおみくじで凶が出ても不安にならなくてすみますよ。
おみくじで凶が出たらどうする?
おみくじで凶が出たら不安になりますが、心配する必要はないです。おみくじは参考程度のものであり、運命を決定するものではないからです。なのでおみくじで凶が出た場合は、自身の行動や考え方を見直し、改善する気持ちが重要です。逆に考えると、おみくじで凶が出たら「現在の運勢は最低点だが、悪いところを反省して努力すれば良くなる」という意味とも言えるのです。つまり、おみくじで凶が出てもあまり気にしなくてもいいということです。
さらに、おみくじの「凶」よりも「大凶」は運勢が悪いとされています。しかし、おみくじは参考程度のものであり、運命を決定するものではないので、凶でも大凶でも深刻にとらえないようにしましょう。重要なのは、おみくじに書かれた内容に反省点があるなら、努力して改善することです。
おみくじの順番は?
おみくじに正式な順番などはなく、神社やお寺などによってそれぞれ解釈が違うようです。おみくじを引いた社寺に直接確認すれば、おみくじの縁起のよい順番を正しく教えてもらうことができるので、どうしても気になるのなら確認してみるといいでしょう。ただし、一般的には「大吉」「吉」「中吉」「小吉」「末吉」「凶」「大凶」の順番で運勢が良いとされています。ただし、神社やお寺、地域によって例えば「吉」と「中吉」の順番が逆になるなど、多少の違いはあるようです。
おみくじの凶が出る確率は?
おみくじを引いたときに「凶」が出る確率は正確には分かりませんし、これは神社やお寺、タイミングによって異なると思われます。しかし、一説によると、おみくじで凶が出る確率は概ね10%~20%だと推測されています。ですが、あくまで推測なので、おみくじの種類の割合については神社やお寺が自由に設定するので、中には30%ほどの確率で「凶」が出るところもあるみたいです。おみくじの歴史
おみくじは、かつての日本で「元三大師」という人物によって創始されました。彼は天台宗の中興の祖であり、観音菩薩への祈りによって偈文(げもん)を授かりました。この偈文がおみくじの紙の起源となったと言われています。なので、おみくじは時に「観音籤(かんのんくじ)」とも呼ばれています。おみくじの起源は、中国の古い籤(くじ)「天竺霊籤(てんじくれいせん)」にさかのぼると言われています。元三大師は、この天竺霊籤を元にして「元三大師百籤(がんざんだいしひゃくせん)」と呼ばれる日本版のくじを作りました。それが現代のおみくじの起源と言われています。
江戸時代初期、天台宗の天海大僧正は徳川家康に仕え、彼は「黒衣の宰相」として知られていました。天海大僧正は夢の中で元三大師から神託を受け、戸隠で百枚の偈文が隠されていることを知りました。それらの偈文に番号をつけ、同じ番号の百本の棒を箱に入れ、一本だけを引くことで、対応する番号の偈文によって吉凶を占うスタイルが確立されました。これが「元三大師百籤」と呼ばれるようになりました。そして、現代のおみくじの形式はこの元三大師百籤から発展し、日本中の寺院や神社で一般的になりました。
お寺と神社でおみくじは違う?
お寺と神社のおみくじには、内容に違いが見られます。お寺のおみくじは、中国から伝わった仏教とともに漢詩が基になっています。そのため、おみくじには一般的に漢文が書かれています。一方、神社のおみくじは日本独自のものであり、神様が和歌を詠むと信じられていたため、和歌が多く採用されています。かつては、江戸時代まで、お寺と神社で同じおみくじが使用されていました。しかし、明治時代になると、政府から「神様と仏様を別々に信仰するように」との通達が出されたため、神社はお寺とは異なるおみくじを使用するようになりました。そして、明治時代中期からは、神社のおみくじに和歌が掲載されるようになったと言われています。
おみくじの捨て方
おみくじの捨て方ですが、おみくじの処分方法にはいくつかの選択肢があります。一番シンプルな方法は、おみくじを引いた神社に返納することです。願いが叶ったことへの感謝と結果報告を兼ねて、神社を「お礼参り」として訪れましょう。その際に古いおみくじを返納します。古札収所や古札受付などの場所で回収してもらえます。また、おみくじを捨てずに、神社やお寺の枝や指定された場所に結ぶ方法が一般的です。この方法で返納するときに、感謝の気持ちを込めて結ぶのを忘れないでください。もし、持ち帰ってしまった場合は、結ぶのはやめて、古札収所や古札受付などに返納するようにします。
おみくじを引いた場所が遠方だった場合など、なかなか返しに行くことができない事もあるかと思います。そんな時は、お近くの神社やお寺に納めても問題ありません。系統が異なっていても、同じ神様の一部であるため、どの神様に祈願したかをしっかり伝えれば、感謝の気持ちも伝わります。たとえば、地元の神社に返納するのなら、ちゃんとその神社お参りするのを忘れないように。
自宅で処分する場合は、ただゴミ箱に捨てるのではなく、ビニール袋などに入れて粗塩を添えて、おみくじを捨てるようにします。そして神様に敬意を払い、きちんとお礼をすることが重要です。
まとめ
おみくじで凶が出た場合に不安になるかもしれませんが、心配する必要はありません。おみくじはあくまで参考程度のものであり、運命を決定するものではありません。したがって、おみくじで凶が出た場合は自分自身の行動や考え方を見直し、改善する意識を持つことが重要です。実際には、おみくじで凶が出た場合は「現在の運勢は最低点かもしれないが、反省して努力すれば良くなる」という意味も含まれています。つまり、凶が出てもあまり気にする必要はありません。
さらに、おみくじの中でも「大凶」は運勢が特に悪いとされていますが、おみくじは参考程度のものであり、運命を決定するものではありません。したがって、凶でも大凶でも深刻に受け止める必要はありません。重要なのは、おみくじに書かれた内容から反省すべき点を見つけ、努力して改善することです。
おみくじの結果に振り回されることなく、前向きに自分を成長させるために活かしていきましょう。運命は自分自身の努力と行動によって変えることが大切です。